# 観測プロトコル — 速度条件下の執行/非執行(N-005 第2事例) 為替介入研究所 | 固定日: 2026-08-11 | v1.0 | 状態: 事前固定(結果未発生) 本文書は、円安方向の速度条件が充足された場合に円買い介入が執行されるか否かの観測について、**結果が出る前に判定基準を固定**するものである。親ノートN-005(非執行の観測)は準備中であり、本プロトコルはその§3.6の公開版にあたる。 ## 一 判定変数 OANDA日足**終値**の3営業日累計変化のみを用いる。分足・安値→高値(ヒゲ間)由来の瞬間速度は本判定に用いない。速度ベンチマーク(0.94円/24h等)は財務省の公表基準ではなく、WP-001がE5から記述的に推定した当研究所の変数である。判定途中での測定方法の変更は行わない(会則第19条)。 ## 二 基準率(当研究所の独立再計算) 正典OANDA日足・2007-02-01〜2026-08-07・5,068本。終値3営業日累計 ≥ +3.6円: **21件(0.41%)**。5営業日 ≥ +6.0円: **6件**(2008-10リーマン後反発/2013-04異次元緩和×2/2014-10黒田第2弾/2020-03ドル調達危機/2024-09巻き戻し — 全て政策レジーム転換または資金繰り危機)。7営業日 ≥ +8.4円: **0件**(歴代最大 +7.04円)。 ## 三 観測窓と判定(凍結) 起点=2026-08-07終値 157.805円。**2026-08-12〜08-14**の各営業日終値で「直近3営業日の終値累計変化 ≥ +3.6円」の成立を判定する。 1. 成立・かつ円買い介入が観測された場合 → 反応関数(WP-001二層)と整合する観測1件として記録 2. 成立・かつ介入が観測されなかった場合 → **速度条件は単独では執行の十分条件でない**ことの観測として記録 3. 8/14終値まで不成立 → 判定不能として閉じる ## 四 含意の上限 いずれの帰結もWP-001の「破綻」を意味しない。WP-001はn=6の記述であり、速度条件の十分性を主張していない。本観測が与えるのは反応関数の**適用限界の記述**である(第20条)。 ## 五 制約の申告 159.483円(E6半減期閾値・PR-001)と同一期間の観測であり、諸判定は完全には独立でない。本プロトコルのOTS刻印はGitHub初回push時に付す。それまでの証明力は本サイト公開とSHA-256台帳掲載に依る。