# fxir.jp 監査報告書 **対象**:https://fxir.jp/ 全公開ページ **基準**:為替介入研究所 会則 v1.0(制定・施行 2026年8月8日、SHA-256 `a569164…`) **監査日**:2026年8月8日(JST) **監査種別**:外部監査(サイト内整合性・会則適合性) **版**:AUDIT-2026-08-08 / v1.0 --- ## 0. 監査範囲と方法 ### 0.1 検査対象 | # | URL | 取得方法 | 状態 | |---|---|---|---| | 1 | `/index.html` | 静的取得+DOM検査 | 検査済 | | 2 | `/rules.html` | 静的取得+DOM検査 | 検査済 | | 3 | `/research.html` | 静的取得 | 検査済 | | 4 | `/wp-001.html` | 静的取得 | 検査済 | | 5 | `/dashboard/` | ブラウザ描画後テキスト | 検査済 | | 6 | `/data.html` | ブラウザ描画後テキスト | 検査済 | | 7 | `/verify.html` | ブラウザ描画後テキスト+DOM検査 | 検査済 | | 8 | `/events.html` | ブラウザ描画後テキスト | 検査済 | | 9 | `/status.html` | ブラウザ描画後テキスト | 検査済 | | 10 | `/privacy.html` | 静的取得 | 検査済 | | 11 | `/docs/*.md`, `/docs/wp-001.pdf`, `/data/verify/WP-001-claims.json` | 実バイト取得+SHA-256実測 | 検査済 | | 12 | `/api/` 配下 | — | **未検査**(robots.txt により Disallow) | ### 0.2 実施した検証 - 宣言されたハッシュ5件について、実ファイルを取得し `crypto.subtle.digest('SHA-256')` で再計算・突合 - サイト上で参照されている全ファイルパスの HTTP ステータス実測 - 正本 `wp-001.md` の該当節を直接取得し、HTML表示との一致を確認 - `WP-001-claims.json` の全18 claim・sources・calculations・inputs 構造の検査 - 会則本文(`rules.html`)と正本 `.md` の条番号網羅性(第1条〜第68条)の突合 - 日数計算(+α順序条件、営業日カウント)の再計算 ### 0.3 本監査で実施できなかったこと(第58条に従い明示) - **数値の再計算は不能**。半減期・Spearman ρ・分足統計の再現に必要な入力データと計算コードが公開されていない(→ 指摘 C-1) - 財務省・FRED・CFTC 等の一次資料そのものとの突合は未実施。本監査はサイト内整合性と会則適合性に限定 - 会則 HTML と正本 `.md` の逐語 diff は未実施(条番号68件の網羅と本文長の一致まで確認) - GA4 の GPC/DNT 尊重挙動の実動作確認は未実施 --- ## 1. 総合評価 | 区分 | 件数 | |---|---| | CRITICAL(会則の中核原則に対する未達) | 3 | | HIGH(証拠状態の表示に関する不整合) | 3 | | MEDIUM(来歴・開示の不足) | 6 | | LOW(表記・実装) | 7 | **総評。** 証拠状態タグの運用、撤回の自己開示、事前定義と反証条件の提示、後知恵の回避、煽動的表現の不在、ハッシュの完全一致 —— これらは会則の要求水準を満たしており、同種サイトとして異例に高い規律である。第20条〜第23条、第27条、第31条〜第36条の遵守状況は良好と評価する。 一方で、**サイトが最も強く主張している一点、すなわち「追試できる」が、現時点では成立していない**。verify.html は「以下の入力・コード・ハッシュから、同じ結論を追試できる」と述べるが、掲載された計算コードは 404 であり、入力データにも到達経路がない。第三者が実際に検証できるのは「配布ファイルが改ざんされていないこと」までで、「同じ結論が再生成できること」ではない。 会則第4条は `Don't trust, verify.` を自身の研究成果にも適用すると定め、第66条は「本研究所が守るべきものは検証可能性である」と宣言している。C-1〜C-3 はいずれも、その検証可能性の鎖が切れている箇所である。優先して是正されたい。 --- ## 2. CRITICAL ### C-1. 再現パッケージが存在しないまま「追試できる」と表示している **関係条文**:第24条(再現可能性)、第25条(Research Evidence Package)、第28条(データ来歴)、第60条(公開研究) **観測事実** - `/verify.html` 冒頭:「この研究を信用する必要はない。以下の入力・コード・ハッシュから、同じ結論を追試できる。」 - `/index.html` 冒頭:「本研究所の結論を信用する必要はない。同じ証拠から、同じ結論を追試できる。」 - verify.html「計算コード」欄の2件は `` テキストであり、リンクではない(DOM検査により確認)。実測 HTTP ステータス: | パス | ステータス | |---|---| | `/wp/wp-001/code/halflife_audit.py` | **404** | | `/data/episodes/build_episodes.py` | **404** | - verify.html「入力データ」欄(OANDA日足/1分足、財務省、FRED DGS2、日銀)も同様にリンク・ハッシュ・取得手順がない - `WP-001-claims.json` の `calculations[]` は全5件が `"reproduced": true` を宣言するが、参照する `script` は上記2ファイル(いずれも404) - `research.html` は種別定義で「**WP: Working Paper(再現パッケージ必須)**」と自ら規定している **会則上の問題** 第28条は「公表された主張 → 算出結果 → 処理コード → 入力データ → 原典」の追跡を目標として掲げる。現状、鎖は「主張 → 算出結果」までで途切れており、以降が存在しない。第25条が保存を求める「処理コード、計算式、設定値」は公開されていない。 さらに `reproduced: true` は、再現の主体・時期・方法が示されない自己申告であり、第三者から見れば検証不能な宣言である。これは第14条2項(AI出力の根拠を再現可能な計算によって検証する)が要求する状態にも達していない。 自らの定義(「再現パッケージ必須」)を、自らの唯一の Working Paper が満たしていない点も含め、重大と判断する。 **是正案(いずれか)** 1. `halflife_audit.py` / `build_episodes.py` と、エピソード定義テーブル・派生値 CSV を公開し、各ファイルに SHA-256 を付す。OANDA 生データが再配布不可であれば、取得条件(銘柄・粒度・期間・TZ・取得日時)とデータのハッシュのみを公開し、同一入力の同一性を確認可能にする 2. 公開できない場合、verify.html・index.html の文言を実態に合わせて後退させる(例:「現時点で公開しているのは配布ファイルの完全性検証手段のみである。計算コードと入力データは未公開であり、結論の再生成はできない」)。第58条・第59条の趣旨からは、この後退は失点ではない --- ### C-2. 存在しない PR-001 を根拠に「事前登録済み」と表示している **関係条文**:第11条3項(UNVERIFIED の格上げ禁止)、第19条(事前定義の記録)、第20条(反証可能性)、第55条(証拠状態の故意の混同) **観測事実** | 所在 | 記述 | |---|---| | `/data.html` | 「判定基準は**PR-001で事前登録済み**。」 | | `/dashboard/` | 「+α HYPOTHESIS 9月会合待ち(**PR-001固定済**)」 | | `/docs/wp-001.md` §4.6 | 「運用細則(生存窓・基準値の定義)は**PR-001で決着前に固定している**。」 | | `/research.html` | 「PR-001 … WP-001 §4.3の判定基準を、E6決着(2026年9月日銀会合)前にタイムスタンプ固定する — **準備中**」 | 同一サイト内で「事前登録済み/固定済/固定している」と「準備中」が併存している。 実測 HTTP ステータス: | パス | ステータス | |---|---| | `/pr-001.html` | **404** | | `/docs/pr-001.md` | **404** | | `/data/verify/PR-001.json` | **404** | サイト内に PR-001 への **リンク・ハッシュ・タイムスタンプのいずれも存在しない**。 **会則上の問題** 事前登録の価値は、内容そのものではなく「その内容が、結果を見る前の時点で固定されていたことを第三者が確認できる」ことにある。文書が公開されておらず、ハッシュも公開時刻もない以上、その確認は不可能である。 したがって PR-001 の存在および固定時点は現状 **UNVERIFIED** であり、これを「事前登録済み」と表示することは、第11条3項が禁じる「蓋然性が高いことのみを理由とした CONFIRMED への変更」に該当する。 E6 の決着(2026年9月)は本研究所が自ら「検証機会」と位置づけた事象であり、その判定基準の事前性が争点になる。決着後に PR-001 が初めて公開された場合、第三者は事前固定を確認できず、E6 検証の結論全体が検証不能となる。E6 決着前の是正が必須である。 **是正案** 1. PR-001 を直ちに公開し、SHA-256 と公開時刻(ISO 8601 +09:00)を verify.html 相当のページに掲示する。可能であれば外部タイムスタンプ(後述 M-7 参照)を併用する 2. 公開までの間、data.html・dashboard・WP-001 §4.6 の表現を research.html に合わせ「**PR-001(準備中・未公開)**」へ統一する 3. WP-001 §4.6 は正本 `.md` の記述であるため、修正は v1.2 として版を切り、改訂履歴に理由を記録する(第32条) --- ### C-3. 撤回した初期版が閲覧不能である **関係条文**:第32条1項・2項(履歴保存)、第33条(撤回の評価) **観測事実** - `/docs/wp-001.md` 改訂履歴:「**初期版(2026-08-08): 第2・3章を全面改訂して撤回**(右打ち切り処理誤り・標本独立性欠如)」 - WP-001 §3.4「撤回した分析」は、撤回対象として「介入日単位13件を標本として『直前速度と半減期に負の相関(ρ = −0.555)』を報告した」と具体的に記している - 保存・公開されているのは v1.1(正本)と v1.0(アーカイブ)のみ。初期版のファイルは公開されていない | パス | ステータス | |---|---| | `/docs/wp-001_v1.0.md` | 200(保存済・良好) | | `/docs/wp-001_v0.9.md` | 404 | | `/docs/wp-001_initial.md` | 404 | **会則上の問題** 第32条2項は「旧版を閲覧可能な状態で保存する」と定める。第33条は「撤回は研究上の失敗ではない」とし、撤回の記録それ自体を研究資産と位置づけている。 現状、撤回の事実と理由は記述されているが、**撤回された対象そのものを第三者が確認できない**。ρ = −0.555 がどのような処理から生じたのか、右打ち切り誤りが実際にどう作用したのかは検証できず、「誤りを開示している」という主張自体が追試不能である。 **是正案(いずれか)** 1. 初期版を `wp-001_v0.9.md` 等として公開し、改訂履歴からリンク・ハッシュを付す 2. 初期版が公開されたことのない内部草稿であるなら、改訂履歴の「撤回」の語を「公開前に全面改訂」に改め、公開版の系列(v1.0 以降)と草稿を明確に分離する。第31条の「撤回」は公表済み研究成果を対象とする概念であるため、用語の使い分けが必要 --- ## 3. HIGH ### H-1. E1 の +α 判定が同一文書内で矛盾している **関係条文**:第11条(証拠状態の偽装禁止)、第58条(不明を認める義務)、第16条(推定の記録) **観測事実**(`/docs/wp-001.md` 正本より) - §4.6 表: | Ep | 半減期 | ①日銀利上げ | ②DGS2 −50bp | ③RV20>P90 | 判定 | |---|---|---|---|---|---| | E1 | 1日 | 不成立 | 窓なし | 窓なし | **+α無** | - §7.3:「ただし **E1は生存窓が空集合であり全基準が判定不能**、基準③には介入自身の変動による交絡が残る」 **会則上の問題** 同一文書が、E1 について一方で「+α無」(判定が下されている)、他方で「全基準が判定不能」(判定が下せない)と述べている。第58条は「識別不能」「判定不能」を正式な研究結果として明示的に認めており、判定不能を「+α無」と表示することは、UNVERIFIED 相当の状態を確定的結論として提示する第11条の問題に当たる。 副次的に、§4.6 表は①のみ「不成立」(=評価した上で成立しなかった)とし、②③を「窓なし」(=評価不能)としており、同一の空窓に対して基準ごとに異なる扱いをしている点も不整合である。 加えて、§3.2 は E1 の半減期を **1日** としており、生存窓(最終介入日翌営業日〜半減期到達日)は1営業日となるはずで、§7.3 の「空集合」という記述とも整合しない。**生存窓の定義が本文に明記されていない**ことが、この不整合の根因と推定される。 **是正案** 1. §2.3 または §4.3 に「生存窓」の定義を明記する(起算日・終端が閉区間か開区間か、半減期到達日を含むか) 2. その定義に照らして E1 の判定を一意に決定し、§4.6 表と §7.3 を一致させる。判定不能であれば表の「判定」列も「**判定不能**」とし、①も「判定不能」へ改める 3. 半減期が極端に短いエピソードでは +α 基準が原理的に適用できないこと(構造的な限界)を §7 に記載する --- ### H-2. トップページ FAQ が統計的に結論できない事項を FACT として表示している **関係条文**:第11条2項(HYPOTHESIS の FACT 表示禁止)、第22条(標本数)、第7条(評価語の使用)、第6条3項(Opinion の Fact 表示禁止) **観測事実** `/index.html` FAQ: > **Q: 為替介入の効果はどれくらい続くのか** > A: 効果の半減期は1営業日から431営業日まで分布し、**投入額では説明できない**。5.53兆円が431営業日、11.73兆円が5営業日という観測がある **FACT(n=6の記述的観察)** — WP-001 §3.2 一方、WP-001 §3.3 は次のとおり: | 変数 | ρ | p値 | |---|---|---| | 直前速度 | −0.359 | 0.553 | | Cost | +0.205 | 0.741 | | 効率 | +0.462 | 0.434 | | Impact | −0.051 | 0.935 | > 「**いずれも有意でない。** n=5では、いかなる相関も主張できない。」 WP-001 要旨も「投入額との間に**明確な関係は見出せない**」という表現に留めている。 **会則上の問題** 「関係を見出せない(結論できない)」と「投入額では説明できない(説明力がないと確認された)」は証拠状態が異なる。第22条は「統計的に結論できない場合、『結論できない』を正式な結果とする」と定めており、n=5・全 p>0.4 の状況から後者を導くことはできない。 FACT タグが1つの文に付されているため、タグの及ぶ範囲(半減期の実測値=派生データとして FACT 相当)と及ばない範囲(説明力の否定=結論できない事項)が区別できない状態になっている。トップページは最も閲覧されるページであり、影響が大きい。 なお `WP-001-claims.json` は同種の主張を適切に分離しており(`C-HL-E1`〜`C-HL-E6` を FACT、説明力に関する主張は `C-HYP-ALPHA` として HYPOTHESIS に分類)、**構造化データ側は正しく、表示側のみが崩れている**。 **是正案** FAQ 回答を次のように分離する: > A: 半減期は1営業日から431営業日まで分布する **FACT**。5.53兆円のエピソードが431営業日、11.73兆円が5営業日 **FACT**。投入額と半減期の関係は、n=5・Spearman 全 p>0.4 のため**統計的に結論できない** — WP-001 §3.2, §3.3 同時に、同ページ冒頭「半減期は1日から431日まで分布し、投入額との明確な関係は見出せない」の表現(本文側)は会則適合であり、FAQ 側のみが逸脱している点を確認されたい。 --- ### H-3. 監査「PASS」の判定仕様が非公開であり、AI監査の留保表示がない **関係条文**:第17条(AI監査)、第53条(研究監査)、第14条(AI出力の事実認定禁止)、第60条(公開研究) **観測事実** | 所在 | 表示 | |---|---| | `/dashboard/` | 「WP-001 **v1.1 PASS**」「Auditor **SPEC-AI-001 v0.2**」 | | `/status.html` | 「Evidence Auditor ● HEALTHY 2026-08-08 / **WP-001: PASS**」 | | `/verify.html` | 「**Layer A — PASS(CRITICAL 0 / WARNING 0)**| SPEC-AI-001 v0.2 | 2026-08-08T15:19:32+09:00」 | `/docs/spec-ai-001_v0.2.md` は **404**。仕様書はサイト上に存在しない。 **会則上の問題** 1. **PASS の意味が定義されていない。** SPEC-AI-001 が何を検査するのか(ハッシュ整合か、claim とタグの対応か、数値の再計算か)が公開されていないため、PASS が保証する範囲を第三者が判断できない。「Layer A」という表記は Layer B 以降の存在を示唆するが、その有無・実施状況も不明である 2. **第53条の留保が表示されていない。** 会則第53条は「AIをレビュー補助として利用することを妨げないが、**AIレビューのみをもって研究結果の真正性を保証したものとはしない**」と明示している。しかしサイト上の PASS バッジにはこの留保がなく、ダッシュボードの「EVIDENCE & VERIFICATION」区画に配置されているため、読者には研究内容の正しさが検証されたかのように読める 3. **第17条の独立確認の記録がない。** 第17条は別モデル・別アルゴリズム・人間による再計算等での確認と、不一致の非隠蔽を求めるが、実施記録が見当たらない 4. **執筆者以外のレビューが確認できない。** 第53条本文が求める人的レビューの有無が不明。著者は上村十勝氏単独である **是正案** 1. SPEC-AI-001 v0.2 を公開し、検査項目・CRITICAL/WARNING の判定基準・Layer 構成を明示する(SPEC-H41 v1.0 も同様に非公開=404 であり、併せて公開が望ましい) 2. PASS 表示に短い注記を併置する。例:「**PASS は機械的整合チェックの合格を意味する。研究内容の正しさを保証しない(会則第53条)**」 3. 人的レビューの有無と実施者の別(執筆者本人か否か)を verify.html に記載する。実施していない場合は「未実施」と記載する(第58条) --- ## 4. MEDIUM ### M-1. §3.2「実施日数」列の値が、本文の実施日と一致しない **関係条文**:第16条(推定・補間の記録)、第19条(事前定義)、第55条(意図的でない不整合=第57条の誠実な誤りに該当しうる) **観測事実**(正本 `.md` §3.2 より) | Ep | 期間 | 表の「実施日数」 | §2.2・付録A に記載された実際の介入実施日 | 実施日数 | 期間の営業日数 | |---|---|---|---|---|---| | E1 | 2022/09/22 | 1 | 09/22 | 1 | 1 | | E2 | 2022/10/21〜24 | 2 | 10/21, 10/24 | 2 | 2 | | **E3** | 2024/04/29〜05/01 | **3** | 04/29, 05/01 | **2** | **3** | | E4 | 2024/07/11〜12 | 2 | 07/11, 07/12 | 2 | 2 | | **E5** | 2026/04/30〜05/06 | **5** | 04/30, 05/04, 05/06 | **3** | **5** | | E6 | 2026/07/30〜08/03 | 3 | 07/30, 07/31, 08/03 | 3 | 3 | E3・E5 の値は「実施日数」ではなく「エピソード期間の営業日数」と一致する。E1・E2・E4・E6 は両定義が一致するため差が現れず、不整合が E3・E5 のみに現れている。 **評価**:計算結果への影響はない(Cost・Impact・半減期は独立に算出されている)。第57条の「誠実な誤り」に該当する表記の問題と判断する。ただし、読者が §3.2 表だけを見た場合、E5 は5回介入したと読める。 **是正案**:列名を「**期間営業日数**」に変更する。実施回数を示したい場合は列を分け、「実施日数(回)」と「期間営業日数」を併記する。 --- ### M-2. Claim Manifest が FACT を一次資料に接続していない **関係条文**:第8条(証拠として認めるもの)、第25条(REP)、第27条(ハッシュ)、第28条(データ来歴)、第45条(取得時刻) **観測事実**(`/data/verify/WP-001-claims.json` の構造検査より) - `claims` は18件。内訳 FACT×14 / ESTIMATE×1 / HYPOTHESIS×2 / UNVERIFIED×1(verify.html の表示と一致・良好) - `sources` は **1件のみ**: ``` { "source_id": "SRC-PRESS", "organization": "報道各社", "tier": 3, "retrieved_at": "2026-08-08", "numbers": [12.7] } ``` 財務省・日本銀行・FRED・CFTC・OANDA は source として登録されていない - FACT 14件の `evidence` は、いずれも `calculation_id` のみを参照し、`source_id` を持たない - `inputs` は名称・期間のみで、URL・SHA-256・取得日時(TZ)を持たない **会則上の問題** 第8条は事実認定の根拠を一次資料・原観測データ・その派生データに限定する。マニフェスト上、FACT 14件の根拠は「404 のスクリプト」だけであり、一次資料への参照が構造データに存在しない。第28条の来歴の鎖は、この時点で断絶している。 登録されている唯一の source が tier 3(報道)である点は、第9条の趣旨からは注意を要する。ただし当該 source が紐づくのは `C-E6-COST`(ESTIMATE)のみであり、**二次資料を FACT に用いてはいない**。この運用自体は適切である。 `retrieved_at` が日付のみで時刻・TZ を欠く点は第45条・第46条の水準に達していない。 **是正案** 1. 一次資料ごとに `source_id` を発行し(例:`SRC-MOF-FX`, `SRC-FRED-DGS2`, `SRC-CFTC-COT`, `SRC-OANDA-D1`)、URL・取得日時(+09:00)・可能ならスナップショットの SHA-256 を記録する 2. FACT 各 claim の `evidence` に `calculation_id` と `source_id` の両方を持たせる 3. `inputs` に SHA-256 と取得日時を追加する(第27条は「重要な研究成果**および入力データ**」へのハッシュ付与を求めている) 4. `reproduced` フィールドは、再現の主体・日時・環境を伴わない限り削除するか、`reproduced_by` / `reproduced_at` を併記する --- ### M-3. 一次資料への外部リンクがサイト全体で 0 本 **関係条文**:第8条、第28条、第60条 **観測事実** - `/index.html` の外部リンクは **`https://x.com/fxirjp` の1件のみ**(DOM の全 `` 21件を検査) - 同ページ「PRIMARY SOURCES — 会則第8条」節は 財務省/日本銀行/FRB/NY連銀/CFTC/OANDA を列挙するが、いずれもリンクではない - `/events.html` の「実施の事実 CONFIRMED 財務省 片山財務大臣談話(2026-08-03)」も、出典名のみでリンク・アーカイブがない - WP-001「出典」節も同様に機関名・資料名のみ **会則上の問題** 第60条は「一般の第三者が検証可能な形式で公開する」と定める。読者が一次資料に到達する手段が自力検索のみである状態は、検証コストを一次資料側に転嫁している。特に「片山財務大臣談話(2026-08-03)」は E6 の Occurrence を CONFIRMED たらしめている唯一の根拠であり、到達経路の欠落は影響が大きい。 **是正案**:各一次資料に URL・取得日時(TZ 付)を付す。公的資料は URL が変更・削除されうるため、取得時点のスナップショットとそのハッシュを併せて保存することが望ましい(第44条・第45条)。 --- ### M-4. 訂正履歴に時刻とタイムゾーンがない **関係条文**:第32条3項(変更日時の記録)、第45条(取得時刻)、第46条(タイムゾーン)、第64条 **観測事実** - WP-001 改訂履歴は 初期版/v1.0/v1.1 の3版すべてが「**2026-08-08**」。日付のみで時刻がなく、同日3版のため記載順以外に前後関係を示す情報がない - 会則本体も「制定:2026年8月8日」「本会則は、2026年8月8日から施行する」で時刻なし - 一方、`/verify.html` の監査時刻は `2026-08-08T15:19:32+09:00`、`/status.html` の generated も同形式。**サイト内で日時表記の粒度が統一されていない** **会則上の問題** 第46条は「外国為替研究において時間の解釈が重要である」ことを理由に TZ の明記を求めている。第32条3項は「変更日時」を要求しており、日付のみでは日時に達しない。研究成果の版と、その版が参照する市場データの時点との前後関係が争点になる場合、日付粒度では判定できない。 **是正案**:改訂履歴の各版に ISO 8601(+09:00)の確定時刻を付す。会則の制定・施行も同様に扱うことが望ましい(第63条)。 --- ### M-5. 利益相反・研究と取引の分離に関する開示がサイト上に存在しない **関係条文**:第38条(利益相反)、第39条(未公表研究の利用禁止)、第40条(Research と Trading の分離)、第41条(フロントランニングの禁止) **観測事実** - 全ページのフッター免責は次の3点に限られる:研究・情報提供目的であること/金融商品取引業者でないこと/誤りは筆者に帰すること - 運営法人 AI MQL合同会社が自己勘定取引・アルゴリズム取引を行うか否か、情報障壁の設置状況、ブラックアウト期間の有無について、サイト上に一切の記載がない - 一方でダッシュボードは有料データパッケージの提供を予告しており、第39条2項(公開前情報の選択的提供の禁止)の運用が読者にとって実質的な関心事になっている - `/index.html` 本文に「利益相反」の語は出現しない(会則本文を掲載する rules.html を除く) **会則上の問題** 会則は第9章に4条を割いて COI を扱っているが、その運用状況が外部から一切確認できない。第38条は「その利害が研究結果へ影響しないよう管理する」と定めるが、管理の有無を第三者が検証する手段がない。会則が定める義務と、公開されている情報との間に落差がある。 これは会則違反そのものではなく、**会則が課した義務の履行状況が検証不能である**という指摘である。「Don't trust, verify.」を掲げる以上、研究所自身の利害関係こそ検証対象に含めるべきと考える。 **是正案**:COI 開示ページ(または rules.html への付記)を設け、次を明記する。 1. 運営法人および研究者が USD/JPY 関連商品の取引を行うか否か 2. 行う場合、研究部門と取引部門の情報障壁の内容(第40条) 3. 速報・研究の公開前情報の取扱いとブラックアウト期間(第39条3項が予定する内部規程の有無) 4. 有料データパッケージにおける情報提供の同時性(購読者への先行提供の有無) 5. 該当がない場合は「現時点で該当なし」と明記する --- ### M-6. 有料データパッケージの記述がページ間で不一致・導線が破綻している **関係条文**:第48条(成功指標)、第60条(公開研究)、第61条(非公開情報) **観測事実** | 所在 | 記述 | リンク先 | |---|---|---| | `/dashboard/` | 「全履歴系列・証拠リンク付きデータセット・CSV/JSON・APIを有料で配送する(**法務確認後に開始**)」/ボタン「DATA PACKAGE →」 | `/research.html` | | `/data.html` | 「全履歴系列・証拠状態つき完全版は Data Package(**準備中**)」 | なし | | `/research.html` | Data Package に関する記載が **一切ない** | — | 「DATA PACKAGE →」のリンク先に該当情報が存在しない。また状態表現が「法務確認後に開始」と「準備中」で不統一である。 **会則上の問題** 有料化そのものは会則に反しない。第61条は合理的理由による非公開を認めつつ、「研究結果の検証可能性を著しく損なわない方法を検討する」と定める。現状 WP-001 の証拠は無料公開されており(ダッシュボードにも「WP-001 §3.2(無料公開)」と明示)、この点の設計は適切である。 指摘は導線と表現の不整合に限られる。ただし将来、有料範囲が拡大した場合に第60条・第61条との緊張が生じうるため、無料公開範囲の境界を明文化しておくことが望ましい。 **是正案**:状態表現を統一し、専用ページを用意する。あわせて「**研究成果の検証に必要な証拠は常に無料で公開する。有料範囲は再利用の利便性に限る**」旨を明記すれば、第61条への適合が読者に見える形になる。 --- ### M-7. ハッシュに第三者タイムスタンプがなく、改ざん検知が自己完結している **関係条文**:第26条(VCP)、第27条(ハッシュおよび改ざん検知)、第28条 **観測事実** - 掲示された5件のハッシュはすべて実測と一致(→ 第5章 適合事項) - しかし、ハッシュを掲示しているのも、対象ファイルを配信しているのも、同一の運営者・同一のドメインである - サイト上に VeritasChain Protocol(VCP)その他の外部アンカリングへの言及は **一切ない**(会則第26条を掲載する rules.html を除く) **会則上の問題** 第27条の目的は「改ざん検知」である。現状の構成では、運営者が本文とハッシュ表示を同時に差し替えた場合、第三者はそれを検知できない。検知できるのは「配信経路上の改変」と「読者が過去に控えたハッシュとの相違」までである。 第26条は VCP の利用を「できる」と定める任意規定であり、**現時点で会則違反ではない**。ただし第26条3項が掲げる「いつ生成され、その後どのように変更されたかを検証可能にする」という目的に対して、現状は「いつ」の部分が担保されていない。C-2(PR-001 の事前性)は、まさにこの弱点が直接効く論点である。 **是正案**:ハッシュを外部にアンカリングする(VCP、公開タイムスタンプ局、公開リポジトリのコミット履歴等)。PR-001 を最優先の対象とする。 --- ## 5. LOW ### L-1. 半減期の単位表記が不統一 | 所在 | 表記 | |---|---| | `/index.html` 本文 | 「半減期は**1日から431日**まで分布し」 | | `/index.html` 表 | 「E4 / **431日**」 | | `/wp-001.html` 要旨・claims.json | 「**431営業日**」 | | `/dashboard/` | 「E4 **431d**」 | 431 における差は約1.7年(営業日)対 約1.2年(暦日)で無視できない。トップページのみ「営業日」が落ちている。**是正案**:全ページ「営業日」に統一。 ### L-2. 「営業日」の定義が未明示 §4.4 の E4「13営業日」は、2024/07/15(海の日)を含む週日カウントと整合する(祝日を除外すると12営業日)。E5 の「29営業日」「24営業日」は週日カウントと一致することを再計算で確認した。すなわち **土日のみ除外・国内祝日は算入** という運用と推定されるが、本文に定義がない。§2.3 の変数定義に1行追加されたい(第16条・第19条)。 ### L-3. ダッシュボードの数値がアニメーション完了まで 0 と表示される `/dashboard/` の KPI 帯および CFTC/H.4.1 カードは、描画直後は「-0」「$0.0bn」を表示し、その後実値へカウントアップする(本監査で2回とも観測)。**最終値は data.html と完全に一致しており、データ自体に誤りはない。** ただし、静的スクレイパー・スクリーンショット・低速回線では 0 が観測値として保存・引用されうる。「CFTC 非商業ネット -0 枚」「海外RRPプール $0.0bn」は、それ自体が誤った FACT として流通しうる表示である。**是正案**:初期値を実値でレンダリングし、アニメーションは装飾に留める。 ### L-4. sitemap.xml に正本ファイルが未登録 登録11件のうち `docs/` 配下は `wp-001.pdf` のみ。`docs/wp-001.md`(正本 v1.1)、`docs/wp-001_v1.0.md`(アーカイブ)、`docs/kaisoku_v1.0.md`(会則正本)が未登録である。「正本は Markdown」と明示している以上、正本が索引されない状態は望ましくない。 ### L-5. ダッシュボード KPI のラベル対応が読み取りにくい 「H.4.1 Δ(2026-08-05) **$-25.5bn** / Custody UST|RRP **$-16.8bn**」— 主数値は米債カストディのΔ、副題の $-16.8bn は海外RRPプールのΔであるが、区切りが「|」のみで対応が判別しにくい。 ### L-6. 改訂履歴の「公開前修正」という表現 v1.1 の変更④「**公開前修正として**§4.5を時点明示表現に変更(§4.6との時間的矛盾の解消)」— v1.0 は既に公開・アーカイブされ PDF もレンダリング済みであり、「公開前」と整合しない。v1.1 における通常の訂正として記載するのが正確である(第32条3項の「変更理由」の記録として)。 ### L-7. 会則正本の別コピーがプレースホルダのまま流通している(参考・サイト外) 本監査の参照資料として提供された会則の別コピーは「制定:2026年○月○日」「本会則は、2026年○月○日から施行する」とプレースホルダのままであった。公開正本(`kaisoku_v1.0.md`、SHA-256 実測一致)は 2026年8月8日で確定しており、**公開正本が正である**。ただし第64条(過去版保存)の運用上、確定前草稿が別経路で流通している状態は、どの版に基づく研究かの追跡を妨げうる。草稿には版数と「未施行草稿」の明示を推奨する。 --- ## 6. 会則に適合していると確認できた事項 指摘のみでは評価が偏るため、実測により確認できた適合事項を記録する。 | 条文 | 確認事項 | 検証方法 | |---|---|---| | **第27条** | 掲示された5件の SHA-256 が実ファイルと**完全一致** | 実バイト取得+再計算(下表) | | 第32条1項・2項 | v1.0 正本を `wp-001_v1.0.md` として保存・公開(HTTP 200) | 実測 | | 第31条・第33条・第55条 | §3.4 で撤回を自ら明示。右打ち切りの不当処理・標本独立性欠如という**自らに不利な誤りを具体的に開示**し、初期版の主張(ρ=−0.555)も撤回 | 本文確認 | | 第19条・第20条1項 | §4.3 で +α 基準を「本稿公開時点で固定」として事前定義し、順序条件を本質と明記 | 本文確認 | | 第20条2項 | 自らの仮説(+α が来れば持続する)を E5 の反例により**自ら棄却** | 本文確認 | | 第20条3項 | §6.3 で代替説明(①意図的な管理切り下げ/②意図なき均衡)を対等に併記し、②を支持する材料も列挙 | 本文確認 | | 第21条 | §6.2「同日性は事実であるが、因果関係を示すものではない」。§7.4 で交絡(静穏=トレンド脆弱)を自ら提示 | 本文確認 | | 第22条 | n=6/n=5 の限界、全 p>0.4 を明記。「n=5では、いかなる相関も主張できない」 | 本文確認 | | 第23条 | §4.5 を「v1.0公開時点では」と時点明示に改訂。events.html は「当時FXIR未稼働」「遡及登録」「リアルタイム検知記録ではない」と明記 | 本文確認 | | 第9条 | 報道推計を FACT に用いず、`C-E6-COST` を ESTIMATE に分類。確定予定日(2026-08-28)を併記 | claims.json 検査 | | 第10条・第11条 | claims.json が18件を FACT14/ESTIMATE1/HYPOTHESIS2/UNVERIFIED1 に分類。表示(verify.html)と一致 | 構造検査 | | 第12条 | data.html「値はサーバ側で週次自動生成されたJSONをブラウザが読むだけであり、**AIは生成に関与しない**」 | 本文確認 | | 第35条 | FAQ・events.html で公的確認前は SUSPECTED に留める運用を明記 | 本文確認 | | 第36条 | 「介入確定」「弾切れ」「○円絶対防衛」等の断定的・煽動的表現は**全ページで検出されず** | 全文検査 | | 第42条・第43条 | 全ページ共通フッターで売買推奨との分離、金融商品取引業者でない旨を明示 | 全文確認 | | 第46条 | claims.json「半減期・Spearman相関・分足統計はJSTで記録」。verify.html 監査時刻・status.html generated は `+09:00` 付き。events.html 執行時刻は「19:15 JST」 | 実測 | | 第50条 | index.html 末尾に自己不要化原則を掲示 | 本文確認 | | 第60条・第63条 | 会則全68条を HTML で全文公開し、正本 `.md` を配布。条番号の網羅(第1条〜第68条)を確認 | DOM 突合 | | — | プライバシー:GA4 の送信項目を自主開示し、GPC/DNT を尊重すると明記。問い合わせフォームを置かず個人情報を収集しない設計 | 本文確認 | ### ハッシュ実測結果(第27条) | ファイル | サイト掲示値 | 実測値 | 判定 | |---|---|---|---| | `/docs/kaisoku_v1.0.md` | `a56916436249830dc5e866d656e2528a28b49d77927e54ce2c09c626e03ba597` | 同一 | ✅ 一致 | | `/docs/wp-001.md`(v1.1) | `7cca6358b7b92d2a2b6131321243082fdbc1417cdffaca5a923b8b7059975bbc` | 同一 | ✅ 一致 | | `/docs/wp-001_v1.0.md` | `1674ce1f5acc7b8f7781241ad26b0d2d67fd70cab28b6d0cfa238fe60796d034` | 同一 | ✅ 一致 | | `/docs/wp-001.pdf` | `7947ce9917a75137c7654445ea32d949f93fcd50d2fe2ed64e12acf580acdc77` | 同一 | ✅ 一致 | | `/data/verify/WP-001-claims.json` | `d5d16dcd724b58432ce0ddacb87548ea5f81182352a61bcdb7b13be23396cc42` | 同一 | ✅ 一致 | 掲示されたハッシュは5件すべて実測と一致した。**配布ファイルの完全性検証機構は正しく機能している。** ### データ整合性の相互確認 - SPEC-H41 v1.0 記載の実測値(WLRRAFOIAL $334.5bn、WMTSECL1 $2,656.6bn)と、data.html の最新値($317.7bn、$2,631.1bn)および週次Δ(−16.8、−25.5)が **算術的に整合**(334.5 − 16.8 = 317.7、2,656.6 − 25.5 = 2,631.1) - E5 の Cost 11.73兆円は、付録A の3日分(6兆2,787億+7,802億+4兆6,759億=11.7348兆)と整合 - E6 の Cost 12.70兆円は、付録A の報道推計3日分(6.5+5.2+1.0)と整合 - §4.4 の「29営業日」「24営業日」、§4.6 の「+13営業日」を週日ベースで再計算し、いずれも一致 - dashboard の半減期チャート(E1 1d / E2 5d / E3 15d / E4 431d / E5 5d / E6 ACTIVE)は WP-001 §3.2 および claims.json と一致 --- ## 7. 是正優先度 | 優先 | 指摘 | 理由 | 期限の目安 | |---|---|---|---| | 1 | **C-2** PR-001 の公開または表現統一 | E6 決着(2026年9月日銀会合)後では事前性を証明できない。**期限のある指摘** | 2026年9月会合前 | | 2 | **C-1** コード・入力データの公開、または文言の後退 | サイトの中核主張が現状成立していない | 即時 | | 3 | **H-2** FAQ の FACT タグ範囲の是正 | 最も閲覧されるページでの証拠状態の混同 | 即時(HTML 修正のみ) | | 4 | **H-1** E1 判定の統一と生存窓の定義 | 正本内の直接矛盾。v1.2 として処理 | 早期 | | 5 | **H-3** SPEC-AI-001 公開と PASS の留保表示 | 第53条の明文に対する表示の欠落 | 早期 | | 6 | **C-3** 初期版の公開または「撤回」の用語整理 | 撤回の対象が検証できない | 早期 | | 7 | M-2, M-3 | 来歴の鎖の補修。C-1 と同時に着手するのが効率的 | C-1 と同時 | | 8 | M-5 | COI 開示。有料パッケージ開始前に整備 | パッケージ開始前 | | 9 | M-1, M-4, M-6, M-7 | 表記・導線・アンカリング | 順次 | | 10 | L-1〜L-7 | 表記統一・実装 | 順次 | **最小工数で効果の大きい是正**:H-2(FAQ 1文の書き換え)、L-1(単位表記の統一)、M-6(リンク先の修正)、L-4(sitemap への3行追加)は、いずれも HTML の局所修正で完了し、正本の改版を要しない。 --- ## 8. 監査人所見 本サイトは、会則が要求する規律のうち **「証拠状態を分けて書く」「自分の誤りを自分で開示する」「結論を先に決めない」** の3点について、実測可能な範囲で高い水準を達成している。特に §3.4 の撤回記述と §6.3 の代替説明の併記は、第29条(結論保護の禁止)が実際に機能していることを示す証拠と評価できる。 指摘の中心は、この規律が **文章の外側(配布物・仕様書・事前登録)へ拡張されていない**ことにある。C-1・C-2・C-3・H-3 はいずれも同じ構造をとる —— 本文では正しく留保しているのに、その留保の対象となる文書やコードが公開されていないため、読者が留保の妥当性を確認できない。 会則第66条は「本研究所が守るべきものは、過去の結論でも、研究者の相場観でも、運営法人の立場でもない。**検証可能性である**」と定める。本監査の全指摘は、この一文に還元される。 なお第59条(無回答の優先)に従い、本監査で確認できなかった事項は §0.3 に列挙し、推定で補完していない。数値の正しさそのもの(半減期431営業日、ρ=−0.359 等)は、入力データとコードが公開されるまで **検証不能** であり、本報告書はそれらを是とも非とも判定していない。 --- ## 附録:本監査の再現手順 本報告書の主要な事実認定は、以下により再現できる。 ```bash # 1. ハッシュ検証(第27条)— 5件すべて一致することを確認 for f in docs/kaisoku_v1.0.md docs/wp-001.md docs/wp-001_v1.0.md \ docs/wp-001.pdf data/verify/WP-001-claims.json; do curl -sO --create-dirs --output-dir "$(dirname $f)" "https://fxir.jp/$f" echo "$f $(sha256sum $f | cut -d' ' -f1)" done # 2. 参照先の存在確認(C-1 / C-2 / H-3 の根拠) for p in wp/wp-001/code/halflife_audit.py data/episodes/build_episodes.py \ pr-001.html docs/pr-001.md data/verify/PR-001.json \ docs/spec-ai-001_v0.2.md docs/spec-h41_v1.0.md; do echo "$p -> $(curl -s -o /dev/null -w '%{http_code}' https://fxir.jp/$p)" done # 期待される出力:上記すべて 404 # 3. Claim Manifest の構造検査(M-2 の根拠) curl -s https://fxir.jp/data/verify/WP-001-claims.json | jq '.sources, [.claims[].status] | @sh' ``` JS 描画ページ(dashboard / data / verify / events / status)は、静的取得では「読込中…」のみが返る。本監査ではブラウザで描画完了後のテキストを取得した。 --- **監査報告書 AUDIT-2026-08-08 v1.0** 本報告書は AI(Claude, `claude-opus-5`)が生成した。会則第14条により、本報告書の記述はそれ自体を FACT とは扱えない。ハッシュ・HTTP ステータス・数値の再計算は上記手順により第三者が独立に確認できる。確認できない記述(評価・解釈・是正案)は監査人の見解である。 **DON'T TRUST, VERIFY.**